ここでは、より「理想のパートナー」について、わかりやすく理解してもらうために書いていこうと思うのですが、基本は「自分らしく生きる」ことです。
なぜなら、私たちの人生の目的は、『自分らしく生きる(=自分自身を生きる)』ことであって、結婚することが、ゴールではないからです。
本来の自分とつながって「自分らしく生きることが、人生を生きる」ということであって、結婚はその通過点でしかありません。
しかし、私もまだ結婚をしていません。私にとってもこの「理想のパートナー」と結婚することは、とても大切なテーマです。
そこで、私自身のことをもっと知り、観念のトリック(罠)に気づいて、この「理想のパートナー」と結婚することを実現させます。そんな強い思いを持って、「理想のパートナー」の項目を作りました。
直接ここへ来た人は、できれば「自分らしく生きる」を読んでから、この「理想のパートナー」を読んでいただくと、より理解が深まりますのでお勧めします。
さて本文に入っていきますと、「理想のパートナー」は、「ソウルメイト」ともよく呼ばれています。ここでは、同じこととして、「パートナー(ソウルメイト)」と呼んでお話していきます。
まず、ソウルメイトとは、なにかということなのですが、簡単にいうと、「自分を学ばせてくれる相手」のことです。
つまり、自分の成長をさらに助けてくれる人であり、自分がより自分らしくなっていくために自分の「鏡」として存在してくれる相手です。
「鏡」とは、自分のことはなかなかわかりづらいものです。ですから、自分の「鏡」として相手を見ることによって、自分のことを映し出して自分のことを気づかせてくれる相手という考え方です。
私は一時期、「ソウルメイトは一人しかいないから、そのソウルメイトに出会うのだ」と、思っていましたが、実は、自分を学ばせてくるすべての人のことだと知りました。その中で、自分が理想とするパートナー(ソウルメイト)と出会ったりするのです。
では、「理想のパートナーと呼べるソウルメイト」が、なぜできないいのか、なぜうまくいかないのかという問題なのですが、先ほどの「観念のメカニズム」のところから結びつけてお話したいと思います。
例えば「結婚していない私はだめだ」という「観念」を持っていることを例えに、「観念のメカニズム」(観念・感情・思考、言動やふるまい)についてお話ししたいと思います。
例えば両親に「いつまで一人でいるの。早く結婚しなさい!」と言われたとします。
私たちは、「結婚していない私はだめだ」という「観念」を持っていると、結婚をしていない自分を責めている度合だけ、それにまつわる腹立たしさや辛さの「感情」がでてきます。
このときにはただ嫌な感情を感じているだけです。
その「感情」から腹が立つや責められているようで辛いという「思考(言語)」を創り出します。この「観念」「感情」「思考」は、三つを瞬間的に行うという性質を持っています。
そして、「思考」から例えば次のような言動やふるまいになるのです。
「うるさいな、言われんでもわかってるよ」
「仕事が忙しいから結婚相手を探してる時間がないって言ってるでしょう」
「顔を合せたら“結婚しろ、結婚しろ”、って他に言うことないの」などです。
これが、「観念」「感情」「思考」言動やふるまいの「観念のメカニズム」なのです。
さらに次では、「観念が現実を創るトリック(罠)」のお話を、この「結婚していない私はだめだ」という例を使って説明したいと思います。
先ほどの話には、続きがあります。それが、この「観念が現実を創るトリック(罠)」のお話です。
前述で、両親に結婚のことを言われたあと一人きりになったときに、多く人は腹立たしい感情と共に、自分が結婚をしていない自分を責めている辛い感情を持っています。
そして、両親に言われたことが心の負担となっていて、気がつくと頭の中で結婚していない自分のことを、たくさん考えてしまっています。
例えば、
「自分が一番結婚したいっちゅうの」とか「は~、わかっているだけに痛いところ突かれるよな~」「両親を安心させてあげたいとわかってるんだけどな~」と。
さらにこんなことも、
「結婚していない私って…ハァ~」
「結婚していない自分は社会では一人前でないような感じが…」
「親に申し訳ないことしてるんやろうな…」
「結婚していない自分は幸せではないよな…」
「親に孫を見せれないで、親が他界してしまったらどうしよ…」などなど、気がつくと頭のなかで、結婚をしないといけないことであれこれいっぱいになってしまっています。
つまり、自分に何度もそう思い込ませて「結婚していない私はだめだ」という「観念」を強化させてしまっているのです。
私たちは、言われた言葉などが、自分への心の負担が大きかった度合だけ、この例だと「結婚しないといけない私はだめだ」という観念が大きくなり(大きく心に張り付いてしまったと表現した方がいいかもしれませんが)、その「観念」が非常に強固な観念になってしまいます。
そうなると、心の中で強く気にし過ぎている度合だけ、その観念が非常に強固な度合だけ、私たちは、理想のパートナーを引き寄せにくいネガティブな波動(エネルギー)を、知らず知らずのうちに自分から外に出してしまっていて、パートナーがいない現実を創り出すことにもなるのです。
この「観念」を強固にすることで、私たちは「観念が現実を創るトリック(罠)」にだまされてしまい、ネガティブな「観念」のスパイラルに陥ってしまうのです。
さらに、私たち自身の「観念」が私たち自身の現実を創るという考えからすると、例えば自分のネガティブな「観念」に、
「パートナー(ソウルメイト)がいないから私は、パートナー(ソウルメイト)がいる人よりも劣っている。女性(男性)として価値がない。」
「私にはパートナー(ソウルメイト)ができないのは、自分に何か欠けているんだ」
と思ってパートナー(ソウルメイト)を探していると、
その「劣っている」とか「価値がない」「欠けている」という感覚を反映するような相手を引きつけます。
そうすると、パートナー(ソウルメイト)に出会ってもその人と付き合ってしばらくすると、相手に先ほどの「劣っている」とか「価値がない」「欠けている」という自分のネガティブな「観念」を映し出していきます。
そして、そんなところが自分の「鏡」として相手に目につき出してきて、ついつい自分が「観念」を創り出していることを忘れて、相手とケンカになったり、嫌われるのがいやで我慢したりして、関係がうまくいかなくなったりするのです。
今、この心の理屈を知って「なるほど~」と思われた方もいるかもしれませんが、これからお話しする【心の五本の矢】の方法を使っていけば、きっとみなさんは、「そんなことどうでもいい。そんな理屈必要ない」と、思われることと思います。
いや、そんなことすら不思議と考えなくなります。
先ほどのところでもお話したことと重複するのですが、もう少し詳しく話をしますと、「結婚していない私はだめだ(価値がない)」と思っていると、
「パートナー(ソウルメイト)がいない私は、劣っている」とか「価値がない」「欠けている」と思っている状態で一生懸命探してしまうと、その「劣っている」とか「価値がない」「欠けている」というネガティブな波動(エネルギー)が自分から外に出ていってしまうというお話をしました。
そうすると、それらのネガティブな「観念」を反映した現実を創り出して「理想のパートナー(ソウルメイト)となかなか出会えない、欠けている状態を創り出す」ということにもなるのです。
つまり、その欠けている状態で、理想のパートナー(ソウルメイト)を必死になって探せば探すほど、理想のパートナー(ソウルメイト)を見つけることをゴールにすればするほど、理想のパートナー(ソウルメイト)が現れるまでに、時間が掛ってしまうということになるのです。
それで、「観念が現実を創るトリック(罠)」にだまされてしまうのです。
この冒頭でも言いましたが、私たちの人生の目的は、『自分らしく生きる(=自分自身を生きる)』ことです。だから結婚することが、ゴールではありません。
本来の自分とつながって「自分らしく生きることが、人生を生きる」ということであって、結婚はその通過点でしかありません。
これも「結婚したら幸せになれる」というネガティブな「観念」が創り出すトリック(罠)です。
結婚とは、お互いが創造的にコミュニケーションをして、どのようにしたら家族全体がより豊かになっていくかを一緒に見つけていくことだと思います。
より自分の人生を楽しくするためにも、「結婚するなら理想とするパートナーと人生を共に生きることなんだ」と、ポジティブな「観念」に創り変えて、【心の五本の矢】の方法を使っていけば、ここまで思い悩まずに楽に簡単に現実を創っていくことができるのです。
心の五本の矢とは